大型コンテナ船が座礁し国際海運に大きな影響を与えた事故が起きたエジプトのスエズ運河について、スエズ運河庁のラビア長官は3日、運河や運河周辺に足止めされていた船舶422隻が全て通過したと明らかにした。通常の運航状況に戻ったとしている。

大型コンテナ船「エバーギブン」(愛媛県今治市の正栄汽船所有)が3月23日に座礁。世界で最も重要な運河の一つをふさいだ。同29日に脱出した。ラビア氏は航行の正常化に3~4日間は必要との見方を示していた。

ラビア氏はまた地元テレビに対し、離礁作業などで用いた損害額が「10億ドル(約1050億円)を超えるだろう」と述べている。原因を巡っては、当初悪天候とされていたが、運河庁は「技術的問題や人的ミスの可能性がある」として調査を急いでいる。(共同)