米疾病対策センター(CDC)のワレンスキ所長は7日の記者会見で、米国の新型コロナウイルス感染の主流が英国由来の変異株になったとみられると述べた。

米国ではワクチン接種が急拡大し、新規感染者数は1月半ばから減少していたが、3月中旬に下げ止まり、最近は微増傾向。バイデン政権は感染力の強い変異株の流行に警戒を強めている。

ワレンスキ氏は「用心深さとワクチン接種の加速が必要だ」とした。

CDCによると、ワクチンを少なくとも1回接種した人は人口の約33%に当たる約1億1000万人。このうち必要回数の接種を終えたのは6400万人で人口の約19%に上る。

接種は昨年12月に始まり、最近は1日当たり300万回近い。バイデン大統領は6日、18歳以上の全成人を接種可能対象にする日程を従来の5月1日から4月19日に前倒しすると表明した。

1日当たりの新規感染者数は、昨年12月~今年1月半ばに20万人を超えることもあったが、その後減少。最近7日の平均は約6万3000人で、スポーツなどでの若者の集団感染がみられるという。

新規入院患者数は1日5000人程度で、減少傾向から一転して微増し、特に30~40代が増加。一方、重症化リスクが高い高齢者のワクチン接種を優先し、65歳超の4分の3が既に必要回数の接種を終えており、死者は1日700人台に減少した。(共同)