秋篠宮家の長女眞子さま(29)と婚約が内定している小室圭さん(29)が8日、一部週刊誌で報じられている家族の金銭トラブルについて説明する文書を公表した。「結婚に対する思いに変わりはない」とした上で、文書の目的を「誤った情報をできる範囲で訂正すること」とし、母親の元婚約者との話し合いが「頓挫している」と明かした。秋篠宮さまらから、見える形の対応などを求められていたことに応えた形だ。

◇  ◇  ◇

約2年ぶりに沈黙を破った小室さんは、冒頭で「私と眞子さまの気持ち、そして結婚に対する思いに変わりはありません」とつづった上で「ただこの文書で結婚に関する具体的な事柄に触れることはしていない」とした。文書の目的については「金銭トラブルと言われている事柄に関する誤った情報をできる範囲で訂正すること」と説明。自分や母親に不信感を覚えている人も多いと思うとし、文書を読んで「事情を理解してくださる方が1人でもいらっしゃいましたら幸いです」と理解を求めている。

文書は「私と母の認識について」「元婚約者の方との話し合いについて」など8つの項目と脚注で構成される本文が、A4用紙で24ページ。概要4ページもついている。これまで詳しい反論などしなかった理由を、元婚約者のプライバシーを考慮したことや「互いの認識について話し合い、理解を得て解決したいと考えていた」などと説明。文書公表の理由は、秋篠宮さまが昨年11月に見える形での対応を求めたことに加え、同時期の週刊現代に掲載された元婚約者の主張が「一方的」「多くが事実ではなかった」とし「このまま否定や反論を一切することなく話し合いを続けることは困難」と判断したからだという。

小室さんは19年1月に公表した文書で、母親が一時、元婚約者から金銭の支援を受けていたことを認めていた。今回の文書では金銭トラブルや、母親と元婚約者との経緯などについてさらに詳しく説明した。17年9月の婚約内定後に母親について報道があり、母親側は19年5月から20年11月まで元婚約者側と話し合いを続け、過去の金銭的支援に関する認識の食い違いの確認を試みたが「頓挫しているのが現状」という。

解決金として金銭を支払うことについては「将来の私の家族までもが、借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続ける。切実に名誉の問題」と記し、借金があったと捉えられかねず、これまで提案していないという。また元婚約者が「返してもらうつもりはなかった」と発言した録音データがあるとも指摘した。

結婚をめぐっては、秋篠宮さまが昨年11月の誕生日会見で「決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない」との認識を示し、問題をクリアにするために「相応の対応をする必要がある」とし「いろいろな対応をしているとしても、それが見える形になるというのは必要なこと」などと語っていた。

宮内庁の西村泰彦長官は8日の会見で、小室さんの文書について「非常に丁寧に説明されていた」と評価した。西村氏も昨年12月、小室さん側の代理人と面会したと明かし「沈黙でかえって誤解を与える」との認識を共有しているとした。その上で「誤った情報があれば正し、説明することで国民に事実関係を理解してもらうことができる」との考えを示していた。この日の文書で国民からの理解が得られるかどうかは「国民がそれぞれ判断されること」とし、結婚関連行事の見通しは「現段階で申し上げることはない」と述べるにとどめた。眞子さまと小室さんは、18年2月に結婚関連行事が延期になった。

小室さんは18年8月、米ニューヨークのロースクールに留学。夏には現地で弁護士試験を受ける予定。今回の文書では解決の見通しや、今後の結婚、自身の進路などについては記されなかった。宮内庁幹部は「結婚に向けた第1歩」と理解を示しつつ「1度で終わらず、今後も説明を尽くしてほしい」と注文を付けた。