愛媛県市町振興課の職員約30人が3月24日、総務省出身の課長(当時)の送別会を開いていたことが8日、県への取材で分かった。松山市の道後温泉のホテルで約2時間半、飲食を伴っていた。中村時広知事は当日、新型コロナウイルスの感染が拡大しているとして「(県職員の飲み会は)おおむね10人以内にとどめるよう徹底する」と話していた。

出席者から感染者は出ていないとみられる。同課は「当時の県の指針に照らし、適切だったかどうか検討している」としている。

同課によると、午後6時半から午後9時ごろまでホテルの広間で開かれ、職員は四つのテーブルに分かれ、対面を避けるためテーブルの片側のみに着席。卓上にアクリル板はなく、会話中はマスクを着けていなかった。ホテルが口元を覆うためのうちわを準備していたという。

前日の23日、県は23人の新規感染者を発表。19人は松山市の繁華街にある8店舗の利用者らで、このエリアでクラスター(感染者集団)が発生したと明らかにしていた。

中村知事は24日の記者会見で松山市を「第4波の入り口」とし、飲み会について注意喚起していた。(共同)