新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種で、京都市の特別養護老人ホームで13日までに余った3回分のワクチンを廃棄していたことが14日、市への取材で分かった。接種予定だった施設の職員2人が、勤務シフトの都合で当日受けられずキャンセルするなどしたためという。

市によると、ワクチン1瓶で5回分接種できる注射器を使用し、12日は計2施設で計55人が接種予定だった。うち1施設の職員2人が受けられず、他に接種できる職員がいないか検討したが、見つからなかったという。13日には同じ施設で、元々ワクチンが1回分余る計算で接種予定が組まれていた。

河野太郎行政改革担当相は13日の記者会見で、12日に各地で始まったワクチンの高齢者向け接種に関し、予約のキャンセルが原因で最大5回分程度が廃棄されたと発言。「廃棄されないようにお願いしたい」と接種実務に当たる自治体に要請した。(共同)