岡崎城西高校(愛知県岡崎市)で2018年、チアリーディング部の練習中の事故で下半身不随の大けがを負ったのは、学校側の安全対策が不十分だったためとして、元女子部員が、同校運営の学校法人に約1億8290万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴したことが19日、分かった。提訴は2月15日付。

訴状によると、1年生だった元部員は18年7月、体育館で先輩2人の肩に乗ったまま前方宙返りをする技の練習中、前方のマットに首から落下。脊髄を損傷し下半身が動かなくなった。

学校法人によると、事故当時、コーチら監督者は不在だった。

元部員側は、危険度が高い練習のため補助役をつけるべきだったと指摘。マット設置のみで行う練習の危険性を、コーチらは部員に教えていなかったと主張している。

学校法人は取材に、事故後に校内のバリアフリー化や、元部員の自宅の改修を行ったと説明。「事故の責任を痛感している。(損害賠償額は)第三者に公正な判断を仰ぎたい」とした。(共同)