東京・池袋の乗用車暴走事故から2年となった19日、妻の松永真菜さん(当時31)と長女莉子ちゃん(同3)を亡くした拓也さん(34)が、現場近くの日出町第二公園(東京都豊島区)で2人を追悼した。

公園には昨年7月、交通事故で犠牲になった人に弔意を示し、事故根絶の願いを込めた慰霊碑が設置された。この日はたくさんの花や菓子が供えられ、通りすがる人が足を止め、慰霊碑に向かって手を合わせた。

仕事帰りに事故直後の現場を目撃した豊島区のヘルパーの女性(70)も公園を訪れ「事故はなかなかなくならないが、自分も車に気を付けるようになった」と話した。

事故は2019年4月19日昼すぎ、豊島区東池袋4丁目で起きた。横断歩道を渡っていた2人が車にはねられて死亡し、男女9人が重軽傷を負った。運転していた旧通産省工業技術院の元院長飯塚幸三被告(89)が、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で在宅起訴され、東京地裁で公判が続いている。

飯塚被告は昨年10月の初公判で「車に何らかの異常が発生し、暴走した」として無罪を主張。今月27日から被告人質問が予定されている。(共同)