キリンホールディングス(HD)は20日、全国に展開する直営のビアレストランの大半で「飲み放題」プランの提供を終了したことを明らかにした。酒類メーカーとして消費者の過度の飲酒を防ぎ、適量の飲酒を促すのが狙い。大手メーカーでこうした取り組みは初めてとみられる。

飲み放題を終了したのは、グループ会社が運営するビアレストラン「キリンシティ」の直営27店とフランチャイズチェーンの6店。いずれも3月中旬に提供を終えた。

キリンHDの広報担当者は「アルコールを提供するメーカーとして、適正飲酒への配慮は不可欠だ」と説明した。

適正な飲酒を巡っては、政府が3月、酒類業界にアルコールの度数だけでなく量も表示するよう検討を促すことを盛り込んだ基本計画を閣議決定した。これに先駆けてメーカー各社は、アルコール量をインターネットのホームページ上で表示するなどの方針を明らかにしていた。(共同)