日本チェーンストア協会が21日発表した3月の全国スーパー売上高は、既存店ベースで前年同月比1・3%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回った。衣料品が、新型コロナウイルス感染症流行による前年同月の落ち込みの反動で6・7%増となったことが寄与した。全店ベースの売上高は1兆906億円だった。

同時に公表した2020年度の既存店ベースの売上高は前年度比0・7%増で、5年ぶりのプラスとなった。食料品が好調に推移した。全店ベースの売上高は12兆8969億円。

3月の売上高は、「巣ごもり需要」により調理家電や空気清浄機などが売れた家電製品が前年同月比26・8%増となった。食料品は総菜や生鮮食品の売れ行きが良く、コロナの影響で好調だった前年同月から0・8%減の微減にとどまった。

ただ、協会の井上淳専務理事は「雇用、所得環境の悪化などで消費マインドが弱まり、節約志向が強まっている」として、先行きに慎重な見方を示している。(共同)