新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都府は21日、対策本部会議を開き、緊急事態宣言の発令を求めることを決め、政府に要請した。西脇隆俊知事は会議後の記者会見で、大阪、兵庫の発令要請を受け「関西で歩調を合わせるべきだと考え、決めた」と説明した。

西脇知事は、京都府内で感染が拡大していることや病床の逼迫(ひっぱく)度が上がっていることを理由に挙げ「今、大阪や兵庫で起こっていることを招きかねない」と危機感をあらわにした。ゴールデンウイークに向け人の流れを抑える措置を講じる考えを示し、飲食店での酒類の提供禁止も「大きな選択肢の一つ」と述べた。

府では、人口10万人当たりの1週間の感染者数や療養者数、確保病床の使用率が政府の対策分科会の指標で最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)に達している。西脇知事は19日、宣言の発令要請に慎重な考えを示していたが、一転して踏み切った。

府と京都市は21日、128人が新型コロナに感染したと発表した。府内の感染確認は1万1279人になった。(共同)