競売会社サザビーズは4日、今月12日に行う素性不明の芸術家バンクシーの絵画作品の競売で、暗号資産(仮想通貨)による決済を認めると発表した。同社によると、デジタルアートではない従来型の美術作品の決済で仮想通貨を受け入れるのは初の試みだという。

対象となる作品は「愛は空中に」。入札は米ドルで行われるが、落札者は代金を仮想通貨のビットコインやイーサリアムで支払うこともできる。サザビーズは「デジタルの進化に慣れ親しんでいる新世代のコレクターに機会を提供する」としている。

美術業界では最近、複製や改ざんが不可能なデジタル資産「非代替性トークン(NFT)」を使ったデジタルアートの取引に関心が集まっている。3月にはNFTを使ったデジタルアート作家「ビープル」ことマイク・ウィンケルマンさんの作品が取引され、競売で約6930万ドル(約72億7600円)もの高値が付いた。(共同)