バイデン米大統領は4日、ホワイトハウスで演説し、新型コロナウイルス対策の新たな目標として、7月4日の独立記念日までに成人の70%が少なくとも1回ワクチン接種を済ませることと、1億6000万人の接種完了を掲げた。

「取り組みが成功すれば、米国民は日常生活に戻るための本格的な1歩を踏み出すことになる」と語り、接種促進を呼び掛けた。

米国では3日時点で18歳以上の56%が少なくとも1回接種を受けたが、接種のペースは鈍化している。

バイデン氏は「想定通りペースが落ちている」と指摘。新目標達成に向けて容易に接種できるよう会場を増やし、ワクチンに否定的な考えを持つ人に接種を促す取り組みを強化すると説明した。

同時に、接種対象年齢が12~15歳にも広がり次第、即座に接種できる態勢を全米で準備することも明らかにした。

AP通信によると、バイデン政権は集団免疫を目標に設定せず、可能な限り多くの予防接種実施に重点を置くことにしたという。

バイデン氏はこれまで、7月4日までの「ウイルスからの独立」を訴え、社会の正常化に道筋を付けたいと語ってきた。

演説では「20代、30代で自分は接種する必要がないと考えている人が多くいるが、必要だ」と若者にも訴えた。

バイデン氏は大統領就任100日の目標に掲げたワクチン2億回接種は達成している。(共同)