医療用品の購入を装い近畿大(大阪府東大阪市)から経費約1700万円をだまし取ったとして、大阪府警捜査2課は9日、詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで、元医学部法医学教室主任教授で医師の巽信二容疑者(66)と、医療用品の納入会社元社員の男を逮捕した。近畿大側が府警に告訴状を提出していた。

巽容疑者は約40年間、大阪府警からの依頼を受けて司法解剖を担い、今年2月には警察庁長官から捜査協力した民間人に贈られる「警察協力章」を受章していた。府警は2人の認否を明らかにしていないが、巽容疑者は逮捕前の共同通信の取材に「悪いことはしていない」などと関与を否定していた。

逮捕容疑は2019年4月~21年2月、共謀して納入会社名義の領収書を偽造するなどして立て替え払いをしたと装い、近畿大から約1700万円を複数回にわたって、巽容疑者名義の口座に振り込ませた疑い。(共同)