2019年6月以来となる党首討論が9日に国会で開催され、菅義偉首相と野党4党首の間で激論が交わされた。野党4党は全体で持ち時間45分。

▽東京五輪の中止を-志位氏

▽命を守るのが前提-首相

【東京五輪】

志位和夫共産党委員長 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は「東京五輪・パラリンピックを開催すれば、今より感染リスクが高くなるのは普通だ。開催するならリスクを最小限にすることが必要だが、ゼロにはできない」と述べた。五輪開催で新たな感染拡大の波が起こる危険がある。そうまでして開催しなければならない理由は何か。

菅義偉首相 尾身氏とは、西村康稔経済再生担当相が毎日のように緊密に意見交換し、私も報告を受けている。当然、尾身氏の意見も参考にして感染対策を詰めることになる。

志位氏 私が聞いたのは、命をリスクにさらしてまで五輪を開催しなければならない理由だ。感染対策をいくらやっても、リスクをゼロにはできない。

首相 国民の命と安全を守るのが私の責務だ。国民の命を守れなくなったら開かない。これは当然だ。それが前提だと先般申し上げた。

志位氏 明らかにリスクが増える状況下でなぜ開催するのか理由を聞いたが答えがない。国民の命よりも大事なものはない。国民の命をギャンブルにかけるようなことは絶対にやるべきじゃない。五輪を中止し、あらゆる力を新型コロナ収束に集中させるべきだ。(共同)