バイデン米大統領は11日から英南西部コーンウォールで開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせ、新型コロナウイルスワクチン5億回分の途上国などへの供与を表明する。米主要メディアが9日伝えた。バイデン氏は同日、米軍が使用する英南東部ミルデンホール空軍基地に専用機で到着。その後にコーンウォール入りした。

1月の大統領就任以来初めての外国訪問で、ジル夫人も同行した。バイデン氏は同基地で米軍関係者を前に演説し「新型コロナと世界中で闘わなくてはならない。そのためには調整の取れた多国間の行動が必要だ」と語り、サミットでの連携強化に意欲を示した。

また、サイバー攻撃対策や質の高いインフラ整備への支援についてもサミットで議論したいと述べ「民主主義国が一緒になって、最も困難な課題に取り組むことを明確にする」と強調した。

米メディアによると、米政府はファイザー製ワクチン5億回分を買い上げ、今年から来年にかけて途上国92カ国とアフリカ連合(AU)に供与する計画だという。ワクチンを共同購入・分配する国際枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて供与する。

サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は専用機内で記者団に「民主主義各国から途上国への供給を増やす追加策について、バイデン氏が話す予定だ」と述べた。

バイデン氏は10日、ジョンソン英首相と首脳会談を行う。(共同)