韓国南部・光州で解体作業中に倒壊した5階建てビルの下敷きとなりバスに乗っていた9人が死亡した事故で、消防当局は発生から一夜明けた10日、他に被害者がいないかどうか確認するため重機などでがれきの撤去を続けた。倒壊の瞬間を目撃した近隣住民は「想像もできない惨事だ」と声を震わせた。

消防によると、バスには当時、運転手を含め17人が乗車。倒壊の瞬間をとらえた複数の映像によると、ビルの前にある停留場にバスが止まって乗客が乗り降りしようとした際、ビルがバスの上へと倒れ込むように崩れ落ちた。

近くに住む男性(61)は取材に「運転中に何かが爆発したような音がしてバックミラーを見ると、建物が一瞬で倒壊し白い土煙が立ち上った」と説明。ビルは古い建物ではなかったという。

解体作業は最近始まったばかりで「普段から住民が使っているバスが巻き込まれるとは思ってもみなかった」と話した。

警察当局は倒壊の経緯や安全対策に問題がなかったか調べる方針。(共同)