南米ペルーの大統領選決選投票(6日)は9日、選挙管理当局の開票率が発表した中間集計(開票率約99%)で、急進左派ペドロ・カスティジョ氏(51)の得票率が50・21%、中道右派ケイコ・フジモリ氏(46)が49・79%と接戦が続いた。フジモリ氏が優勢とされた在外票の開票はほぼ終わったが逆転には至っておらず、勝利は困難との見方が広がっている。

フジモリ氏は9日記者会見を開き、カスティジョ氏側に不正があったとして、約20万票の無効化を全国選挙審議会に求めると話した。審議会は集計記録の不備や疑問票を審査する。国際選挙監視団は、選挙が公正に行われたとしている。

票差は約7万。首都リマへの到着を待つ一部地方票と、約30万とされる疑問票が残るが、地方票はカスティジョ氏が優勢とされ、関係者によると、疑問票も結果を覆すには至らないとの観測が多いという。

カスティジョ氏は8日夜、支持者を前に、所属政党の集計によると自身が勝利したとの見方を示し「民主主義や祖国のために選挙管理当局に(国民の意思への)敬意を求める」と述べた。

フジモリ氏は当選した場合、人権侵害事件で服役中の父アルベルト・フジモリ元大統領(82)を恩赦するとしているが、落選すれば起訴済みの自身の汚職事件で収監される可能性もある。(共同)