東京電力柏崎刈羽原発7号機(新潟県)の安全対策工事で未完了の箇所が相次ぎ見つかっていた問題で、東電は10日に記者会見を開き、耐火材の取り付けなどさらに72カ所の工事未了が見つかったと発表した。これまでの判明分と合わせ、未了は4件の工事で計89カ所になった。

安全対策工事は、7号機の再稼働に必要な検査対象の一つ。東電は1月に工事が「完了した」と発表したが、3月にかけて未了が次々と判明。今回、大幅に未了件数が増え、実際の完了時期がさらに見通せなくなった。

新たに判明したのは、建屋の壁や床に配管が通る「貫通部」と呼ばれる箇所での工事未了。3月に発覚した未了も貫通部だったため、追加で約5300カ所を点検。72カ所で耐火材などが取り付けられていなかった。貫通部に関する点検はまだ約2700カ所残っているという。

受注した企業と工事内容に関する調整が不十分だったことなどが原因としていて、新潟本社の橘田昌哉代表は「ご不安をおかけすることになり、深くおわび申し上げる」と陳謝した。(共同)