南米ペルーの大統領選決選投票(6日)は10日、開票率100%に達し、疑問票などを除くと、小学校教師の急進左派ペドロ・カスティジョ氏(51)が得票率約50・2%と過半数を獲得している。しかし、選挙管理当局は勝者を発表しておらず、確定には時間がかかるとみられる。対立候補の日系アルベルト・フジモリ元大統領(82)の長女で中道右派ケイコ・フジモリ氏(46)は約49・8%。ケイコ氏は敗北を認めず、票の数え直しを求めるなど抵抗の構えだ。

両者は約7万票差。疑問票などの審査が残っているが、関係者によると、結果を覆すには至らないとの見方が強い。

ケイコ氏は過去の大統領選の際に違法資金を受け取ったなどとする汚職事件で起訴され、禁錮30年10月を求刑されている。落選すれば収監される可能性もある。検察は10日、フジモリ氏が事件の証人と接触したとして拘束命令を出すよう裁判所に求めた。

ケイコ氏は9日、カスティジョ氏陣営の不正を訴え、約20万票の無効化を全国選挙審議会に求めた。同審議会は、証拠のない不正申し立ては「無責任だ」と非難、両候補に公式の選挙結果を尊重するよう求めた。