活発な梅雨前線の影響で3日は東海や関東甲信を中心に非常に激しい雨が降った。静岡県熱海市伊豆山付近では大規模な土石流が発生し、住民20人程度の安否が分からなくなった。家屋が流されたとの情報もあり、消防が救助活動を始めた。

沼津市では黄瀬川沿いの住宅1戸が流された。住民は無事だった。市内の黄瀬川大橋が折れ曲がったことも確認された。神奈川県逗子市では自動車専用道「横浜横須賀道路」で車1台が土砂崩れに巻き込まれ、男性が救助された。意識はあるという。

神奈川県平塚市では複数の河川で水位が上昇し、市は改正災害対策基本法に基づく最高ランクの避難情報「緊急安全確保」を全国で初めて発令した。

東海道新幹線は静岡、神奈川両県の一部区間で運転を一時見合わせた。

気象庁によると、72時間降水量は神奈川県箱根町で7月に降る雨量の平年値の2倍に迫る790ミリに達したほか、静岡県御殿場市でも550ミリを超えた。土砂災害警戒情報を出した自治体は茨城、千葉、神奈川、山梨、静岡、愛知、滋賀、奈良の各県、京都府に及んだ。

気象庁によると、太平洋側にある梅雨前線が4日にかけて日本海まで北上し、前線上に発生する低気圧が日本海を東北東へ進む見込み。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるため、4日から5日にかけては、西日本や東日本の日本海側を中心に大雨となる所がある。

4日午前6時までの予想雨量は東海地方が150ミリ、関東甲信地方が120ミリ、近畿、九州北部地方が100ミリ。東日本の太平洋側では落雷や竜巻、激しい突風にも注意が必要だ。

JR東日本は中央線の山梨県内の一部区間で、京浜急行電鉄と小田急電鉄は神奈川県内の区間で運転を見合わせた。(共同)