世界文化遺産に登録されている三重県熊野市の花窟(はなのいわや)神社で、ご神体の巨岩(高さ約45メートル)の一部が崩れ落ちたことが9日、市教育委員会への取材で分かった。約70~120センチの岩3個が拝殿周辺に落ちていた。けが人はいなかった。

市教委などによると、8日午前6時半ごろ、拝殿の清掃に訪れた神社職員が、元々あった拝殿の石が岩に押しつぶされているのを発見。巨岩の高さ約20~30メートルの部分に欠けたようなくぼみも見つかった。9日朝にドローンで崩れ落ちた部分を撮影するなど調査している。

神社側は「原因は分からない。こんなことは100年に1度あるかないかだ」と話しているという。来訪者には安全確保のため巨岩から数十メートル離れた社務所から参拝してもらう。花窟神社は、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部。(共同)