立憲民主党の枝野幸男代表は12日、党のインターネット番組で、安倍晋三前首相が掲げた経済政策「アベノミクス」の功罪を検証するため、近く党組織を設置すると明らかにした。分配や公助を重視する「支え合う社会」をつくると従来提唱しており、大規模な金融緩和などを柱としたアベノミクスの問題点を提示し、次期衆院選で争点化したい考えだ。

枝野氏は「株価だけ上がったが、多くの国民の暮らしは良くなったのか検証する」と説明。その後、東京都内で記者団に「検証はわれわれが打ち出す政策の前提となる」と語った。

江田憲司代表代行を組織のトップに就け、有識者らへのヒアリングを実施した上で、結論を得るとしている。17日告示、29日投開票の自民党総裁選期間中にも検証結果を出したい意向だ。

枝野氏はこれまで、安倍前首相が進めてきた「新自由主義的路線を菅政権は加速しようとしている」と主張。新自由主義的な経済政策の転換の必要性を訴えてきた立場から、格差是正による「分厚い中間層の復活」を党の看板政策として打ち出していく考えだ。(共同)