政府は6日の臨時閣議で、岸田文雄内閣発足に伴う副大臣26人、政務官28人の人事を決めた。自民党からはデジタル副大臣にNTTドコモ出身の小林史明衆院議員を起用。外務副大臣には鈴木貴子、小田原潔両衆院議員、農林水産副大臣に武部新、中村裕之両衆院議員を充てた。岸田文雄首相は、皇居での認証式を経て開いた初の副大臣会議で「国民の声を丁寧に聞き、政策に反映する。それぞれの分野で全力を尽くしてほしい」と指示した。初の政務官会合も開催した。

小林氏はデジタル分野に精通しており、菅前内閣では内閣府大臣補佐官として新型コロナウイルスワクチン接種記録の管理を主導した。インターネットに詳しくデジタル政務官に登用された山田太郎参院議員とともに、初入閣した牧島かれんデジタル相を補佐し、9月に発足したばかりのデジタル庁のかじ取りを担う。

副大臣人事では、防衛兼内閣府に鬼木誠、復興に冨樫博之、内閣府に大野敬太郎、総務に田畑裕明、厚生労働に古賀篤、経済産業兼内閣府に細田健一の各衆院議員が就いた。内閣府兼復興政務官当時の被災地視察の際、長靴を持参しなかったことへの対応を巡る不適切発言で辞任した務台俊介衆院議員が環境兼内閣府副大臣に入った。

政務官には、文部科学と内閣府、復興兼務で高橋はるみ参院議員、国土交通と内閣府、復興兼務で泉田裕彦衆院議員の知事経験者2人を登用した。公明党からの副大臣3人、政務官3人の計6人は再任された。

首相は6日午前、報道各社の世論調査で岸田内閣の支持率が40~50%台にとどまったことに関し、官邸で記者団に「低い数字もしっかり受け止めて、衆院選に向けて取り組む」と今後に向けた決意を示した。その後、自民党の甘利明幹事長と官邸で会談。政権始動に際し「政府と与党、特に自民党が平仄(ひょうそく)を合わせて課題に取り組むよう、頻繁に意思疎通を図る必要がある」と協力を求めた。(共同)