昨年8月、福岡県中間市の住宅で男児(3)が暴行され死亡した事件の裁判員裁判初公判が14日、福岡地裁小倉支部で開かれ、傷害致死罪などに問われた父親末益涼雅被告(24)は「間違いありません」と起訴内容を認めた。母親歩被告(23)は「私は手を加えておらず、共謀もしていない」と傷害致死を否認した。

起訴状などによると、両被告は昨年8月15~16日、歩被告の連れ子の愛翔ちゃんの頭を殴り、同月27日に急性硬膜下出血による多臓器不全で死亡させた。ほか昨年7~8月、ペット用トイレの砂を愛翔ちゃんの口に入れたり、顔や腹を殴ったりする暴行を繰り返したとしている。

県警などによると、歩被告は昨年5月、涼雅被告の家で同居を始めた。愛翔ちゃんは保育園などに通っていない「無園児」で、市の訪問調査の対象になるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で見送られていた。(共同)