14日未明、九州自動車道下り線を歩いているところを熊本県警の覆面パトカーに保護された男が、警察官が車外に出た隙にハンドルを握って逃走した。他のパトカーが追い掛け約20キロ先で停車。県警高速隊が、覆面パトカーを盗んだ窃盗容疑で現行犯逮捕した。

男は山口県周南市勝間ケ丘2丁目の無職網本和成容疑者(51)。

高速隊によると、14日午前1時40分ごろ「人が高速を歩いている」と110番があり、熊本県南関町内の九州道下り線で網本容疑者を保護。乗っていた軽ワゴン車が燃料切れで高速に放置したと説明したため、高速隊員2人が網本容疑者を覆面パトカーの後部座席に乗せ、いったん下り線を降り、九州道を約2キロ北に戻った午前4時ごろ、説明通りに軽ワゴン車が見つかった。

しかし覆面パトカーを止め、隊員2人が後方警戒のため外に出たところ、網本容疑者が突然運転席に移動し、回転灯をつけたまま走りだしたという。覆面パトカーと容疑者の身柄は20キロ先で確保された。

網本容疑者は免許不携帯で、燃料切れの車は代車と説明しているという。「家に帰りたかった」と供述しているが、自宅とは逆方面になる下り線を走っていたため高速隊がさらに調べる。高速隊は「再発防止に努める」とコメントした。(共同)