NTTドコモで14日午後5時ごろ、携帯電話の通信障害が全国規模で発生し、音声通話やインターネットなどのデータ通信サービスがつながりにくくなった。約3時間後の午後8時前に障害は復旧したと同社が発表したが、電話を使おうとする人が集中したことで、その後も利用しづらい状況が続いた。ネットワーク工事の作業中に起きたトラブルが原因という。

不具合は、インターネットイニシアティブ(IIJ)など、ドコモ回線を借りる格安スマートフォン事業者のサービスでも起きた。総務省は詳細な原因究明を求める方針だ。

携帯電話に圏外と表示されたり、通話ができなかったりする現象が確認された。ショートメッセージサービス(SMS)が使えなくなった利用者もいた。ネット接続が不調になったことで、スマートフォンによる決済サービスの利用などにも支障が出たとみられる。

ドコモによると、ネットワーク工事の作業中に想定外のシステムの動作が発生。状態を元に戻そうとしたところ、たまっていたデータが回線に集中して不具合が起き、約3時間、通信量を絞る制御を続けたという。

ドコモは、自社サービスの契約数が約8千万件に上る業界最大手。全ての利用者の通信が一斉に止まったわけではないといい、影響が及んだ範囲も精査している。ドコモは「お客さまに大変ご迷惑を掛け、おわび申し上げます」としている。(共同)