大阪市の繁華街・ミナミの玄関口である南海電鉄難波駅前で23日、道路やタクシープールを歩行者天国にする10日間の社会実験が始まった。

大阪市などは利便性や交通渋滞への影響を調べ、2025年大阪・関西万博までに歩行者中心の「憩いの場」へと再編し、都市の魅力向上を図る方針だ。

実験の対象は、駅北側の縦約40メートル、横約100メートルのエリア。初日は勤労感謝の日で祝日だったこともあり、にぎわいを見せた。車両の進入を禁止した広場に椅子やテーブルが設置され、子ども連れの家族らが、食事をしたりコーヒーを飲んだりしていた。

夫と2人で訪れた神戸市の会社員渡辺照美さん(51)は「歩行者天国だと、がらっと印象が変わる。休憩や待ち合わせにも使えるので、良いと思う」と笑顔で話した。

難波駅前は観光客らが多く集まるが、歩道が狭くて滞留が起きやすく、待ち合わせのスペースがないといった課題が指摘されていた。選挙戦の際は立候補者にとって、街宣車を横付けして演説するのにうってつけの場所となっている。(共同)