政府は28日、宇宙開発戦略本部(本部長・岸田文雄首相)の会合を開き、出席した岸田首相は「2020年代後半に日本人宇宙飛行士による月面着陸の実現を図る」と改めて表明した。政府は既にこの方針を盛り込んだ宇宙基本計画の工程表をまとめており、会合で正式に改定。

米国は、日本を含めた各国の協力を得て月周回基地「ゲートウエー」を建設する計画を進めており、25年以降に飛行士を月面着陸させる計画だ。月探査はその後も持続的に行われる予定で、日本は米国に次ぐ2カ国目の着陸を目指している。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は今月、13年ぶりとなる飛行士の募集を始めた。新たに選抜される若干名の飛行士は、この月探査に参加する可能性が高い。

政府の工程表はこのほか、23年度に他国の衛星や宇宙ごみを詳細に監視するシステムの本格的な運用を始めることや、24年度に火星探査計画の探査機を打ち上げることも盛り込んだ。(共同)