英紙デーリー・テレグラフ電子版は13日、新型コロナウイルスの流行で厳しい行動規制下にあった2021年4月、英首相官邸の職員らが飲酒やダンスを伴うパーティーを官邸で開いていたとする新たな疑惑を報じた。ジョンソン首相は参加していなかったという。

開催日はエリザベス女王の夫フィリップ殿下の葬儀の前日だった。BBC放送によると、首相官邸は14日、開催を認めて英王室に謝罪した。官邸では20年5月にも庭でパーティーが行われ、ジョンソン氏が自身も参加したことを今月12日に認めて謝罪している。与野党から批判が噴出しており、責任を問う声が一段と高まるのは必至だ。

同紙によると、21年4月16日夜に職員らの送別会を兼ねた2つのパーティーが開かれた。合わせて30人前後が参加したという。

うち1つは換気の限られた官邸の地下室で音楽がかけられ、ダンスにふけったとされる。参加者が近所の店にスーツケースを持参し、大量のワインを買い込んだとの証言もある。2つのパーティーは後に合流し、未明まで続けられたもようだ。

当時の感染対策規制では、屋内で同居家族以外との接触は禁じられていた。翌17日にロンドン郊外の礼拝堂で営まれた殿下の葬儀では、女王は離れて暮らす他の家族らと距離を保ち、1人離れて式典に臨む姿がテレビなどで中継された。(共同)