気象庁は12日、21年秋から継続中の「ラニーニャ現象」が4月も続いたとする監視速報を発表した。夏にかけて続く可能性が高いと予測している。影響で太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、夏季は気温が高くなる傾向があるという。

ラニーニャは太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけ、海面水温が低い状態が続く現象。世界的な異常気象を引き起こすとされる。

気象庁によると、監視海域の西の暖水が今後東に進み、海面水温は一時的にやや上昇するものの、秋にかけて基準値よりも低いか基準に近い値で推移するとみられる。

監視海域の4月の平均海面水温は基準値より1・0度低い26・6度だった。日本に明瞭な影響は見られなかったが、インドシナ半島とペルーからチリ北部は低温で、ラニーニャ現象時の特徴に一致していた。(共同)