山梨県警は12日、同県道志村山中で発見された子どもとみられる頭の骨を詳しく鑑定した結果、行方不明になっている千葉県成田市の小倉美咲さん(9)の母親とも子さん(39)と、広く親族関係にある人物として矛盾はないと明らかにした。とも子さんと、ミトコンドリアDNA型が同じだった。山梨県警は美咲さんの可能性があるとする一方で、個人までは特定困難として「断定はできない」と説明した。

また、骨の状況からこの人物は既に死亡していると判断。今後他に見つかった人骨の鑑定を進め、捜索も続ける。

県警などによると、頭の骨からは個人を特定する核DNA型は検出できなかったが、その後、母系の血縁関係を調べるミトコンドリアDNA型の鑑定で、同じ型が検出された。

美咲さんは2019年9月、とも子さんや友人家族と訪れた道志村のキャンプ場で行方不明になった。県警は直後から大規模な捜索を行ったが、手掛かりは発見できなかった。

今年4月23日に、キャンプ場から東に約600メートルの山中で、子どもとみられる頭の骨が発見され、県警は付近を重点的に捜索。その後、美咲さんのものと特徴が一致する左右の靴と靴下片方、黒いハイネックの衣類が見つかった。

頭の骨とは別に、肩甲骨や、人骨とみられるものが2つ発見されているが、それぞれの関連はまだ分かっていない。

5月13日は小倉美咲さんの10歳の誕生日。(共同)