厚生労働省は12日、成田空港に着いた男性3人が新型コロナウイルスのオミクロン株派生型の「BA・4」と「BA・5」に感染しているのを確認したと発表した。いずれも南アフリカなどで広がっており、感染者の確認は国内で初めて。

両方とも、現在、国内の流行の主流となっているBA・2より感染力が強いとの試算がある。国立感染症研究所の斎藤智也感染症危機管理研究センター長は「BA・2から置き換わることも十分ありうる」と指摘している。

厚労省によると、BA・4の感染が確認されたのは、4月22日に南アから到着した50代男性。同月29日にスペインから到着した60代男性と、ザンビアから到着した60代男性はBA・5に感染していた。いずれも無症状だった。

京都大の西浦博教授らのチームがBA・4とBA・5の感染力を試算したところ、国内の流行「第6波」ピーク時の主流だったBA・1と比べて1・4~1・49倍となり、BA・2を上回った。南アではBA・2からの置き換わりが進んでいる。(共同)