岸田文雄首相は22日(日本時間同)、訪問先のニューヨークでの記者会見で、安倍晋三元首相の国葬を巡り各種世論調査で反対が賛成を上回っていることについて「引き続き最後まで丁寧な説明を続けたい」と強調した。安倍氏と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係を巡る調査に関し「ご本人が亡くなられた今、実態を把握することには限界がある」と改めて否定的見解を示した。

日中国交正常化から29日で50年となることに関連し、中国の習近平国家主席との対話に意欲を強調。現時点で決まっている日程はないとした上で「中国との対話は常にオープンだ。具体的な対話の在り方について日中でしっかり考え、調整をしていきたい」と述べた。

防衛費増額を巡り、日本の平和国家としての歩みを知っていれば、周辺国に懸念を与えることはないとの認識を表明。周辺国にも丁寧に説明すると語った。

10月3日召集予定の臨時国会に関し、物価高や円安に触れ「さまざまな危機から、どのように国民生活や経済活動を守るかが最大の論点だ」と述べた。10月に策定する総合経済対策を巡っては、今月30日に具体的な指示を全閣僚に出すとした。(共同)