奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社で文化財防火デー前日の25日、職員や巫女(みこ)らが消火訓練を実施した。国重要文化財の拝殿や三ツ鳥居などを抱えており、非常時にはまず自分たちで対応しようと毎年行っている。

地元消防署や消防団を含めて100人ほどが参加した。祈祷(きとう)殿前で出火したとの想定で「火事だ」との叫び声でスタート。緊急放送と太鼓の音が響くと、巫女らがバケツリレーで初期消火に当たり、消防署員らによる放水も実施された。

訓練後、鈴木寛治宮司(78)は職員らを前に「文化財はもちろん、施設は多くの方の浄財でできている。万一の時には初期消火を徹底しよう」と訓示した。(共同)