記録的な暑さとなっている2023年を象徴するように、9月に入っても厳しい暑さが続いている。20日の彼岸の入り間近の18日も全国各地で暑さの記録が相次ぎ、気象庁のデータによると、最高気温が35度以上の猛暑日を記録した地点は、東日本を中心に14地点にのぼった。また最高気温が30度以上の真夏日を記録したのは全国で630地点に及ぶなど、なかなか終わらない今年の異常な暑さを裏付ける数字となった

18日に全国で最も暑かったのは岩手県釜石市で、気温は午後2時前に36・4度を記録、過去最も遅く記録された猛暑日となった。最高気温としては、釜石市と同県岩泉町(35・8度)、宮城県白石市(35・3度)の3自治体で、それぞれ9月の気温として1位の値を更新した。

東京都心の最高気温は33・3度で今年86回目の真夏日となり、過去最多記録を更新。また最高気温が35・5度を記録した群馬県桐生市では、今年45日目の猛暑日となり、全国の年間の猛暑日日数記録を更新した。

気象庁の予報では、19日も30度以上の真夏日を記録する地点が出ることが予想され、「暑い9月」はしばらく続きそうだ。