ウクライナ国防省情報総局は11日、ロシア軍がウクライナの前線で米宇宙企業スペースXが手がける衛星インターネットサービス「スターリンク」を利用していると表明した。通信や無人機操縦にはネット環境が不可欠。情報総局報道官はロシアがスターリンクの利用を組織的に拡大しているとした。

情報総局によると、ウクライナ軍もほぼ全ての前線で使用している。東部ドネツク州に展開するロシア軍部隊の会話を傍受し、端末の設置を確認した。スペースXは、X(旧ツイッター)で「ロシア政府や軍といかなるビジネスも行っていない」としており、入手経路は不明だ。

タス通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は12日、ロシアではスターリンクの使用は許可されておらず「正式使用はできない」とコメントした。

スターリンクは小型アンテナや付属機器があれば使えるのが特徴で、侵攻直後にウクライナに無償で提供された。(共同)