静岡市の難波喬司市長は3日、川勝平太静岡県知事が「県庁はシンクタンク。野菜を売るのとは違う」などと発言したことを受け「極めて不適切。ありえないレベルだ」と批判した。市役所で記者団の質問に答えた。 6月の県議会で知事職を辞職するとの表明に、浜松市の中野祐介市長は同日「突然のことで驚いている。どこかで説明いただく機会を設けてほしい」と求め、波紋が拡大した。 一方、立憲民主党の渡辺周元防衛副大臣は3日、川勝氏から事実上の後継打診があったと記者団に明らかにした。自身の知事選出馬については「国政ですべきことが目の前にいくつかある」と述べるにとどめた。 浜松市役所で取材に応じた中野氏は「知事は差別の意図はないと言うが、受け止める側がどう思うかを考えなければならない。職業に優劣をつけて話すのはいかがなものか」と指摘した。 リニア中央新幹線の静岡工区を巡っては、川勝氏が環境への影響に懸念を示し、着工を認めておらず、トンネル掘削工事を始められない状況が続いている。 難波氏は2014年5月~22年5月、川勝氏の下で副知事を務め、リニア問題に対応した。「県は、JR東海と一緒に建設的に前に進めようということではなく、問題点の指摘をして終わり、どうかなと思う部分はあった」と最近の県政運営に疑問を呈した。 川勝氏は1日、県の新規採用職員への訓示で「県庁はシンクタンク。野菜を売ったり、牛の世話をしたり、ものをつくったりとかと違い、皆さまは頭脳、知性が高い人たち」と発言。県庁に職業差別との抗議の電話やメールが殺到し、2日夕、6月の県議会で知事職を辞職すると表明した。(共同)

問題発言の繰り返し…辞意表明の川勝知事「御殿場にはコシヒカリしか」「県議にはゴロツキも」