レトロゲームのブームが衰え知らずだ。一世を風靡(ふうび)した「ファミコン」の復刻版「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が11月10日に発売、4日で約26万3000台を売り上げた(ファミ通調べ)。中古ゲームショップも売り上げを伸ばしている。

 秋葉原にあるレトロゲーム専門店「レトロげーむキャンプ」には、外国人観光客が多数訪れるという。同店スタッフによると、「外国人客が全体の7割ぐらいです。1店あたり1000タイトル以上あるので、外国の方は『アメージング!』と驚いていく」という。外国人の人気を受けて、同店は10年前に1号店をオープンしたが、今年5月に2号店をオープンした。

 「ファミコンやスーパーファミコンの本体が人気で、ソフトと一緒に買っていく人が多いです。本体は海外に在庫が少ないのでしょう」と分析していた。ソフトはスーパーマリオブラザーズなどが人気だという。ニンテンドークラシックミニの発売については「これを機会にレトロゲームをやって、(収録されている30本以外の)他のソフトにも興味を持ってもらえるといいですね」と期待していた。