小池百合子都知事VS都議会自民党の「ドン」こと内田茂氏の「代理戦争」となる千代田区長選(29日告示、2月5日投開票)で、渦中の内田氏は15日、都内で開かれた党千代田総支部の会合に出席し、候補者決定がずれ込んだことを「ご心配をかけて申し訳ありません」と、陳謝した。

 その上で、推薦を決めた与謝野馨氏のおい、与謝野信(まこと)氏(41)について「なんとか当選を目指して頑張っていきたい」と述べ、約500人の出席者に支持への協力を呼び掛けた。

 内田氏は区長選を「大変重要」と位置づけた上で、昨年9月から14回ひらいた選考委員会でも、なかなか候補者が決まらなかった経緯を説明。昨年12月31日の大みそかに、与謝野氏と接触したことを明かし、「41歳の若さで、国際的。新しい時代を見据えた意見を持っている、優秀な人材にぶつかった」と述べた。

 続いて行われた決起集会には、菅義偉官房長官も出席したが、報道陣には、内田氏のあいさつ部分だけ取材が許された。