高齢ドライバーの事故多発を受け、全国の警察が運転免許証の自主返納を勧めている。

 公共交通が廃止された過疎地では、生活の足が自動車しかなく、運転免許証を返納できない高齢者が多い。この問題の解決策として、ライドシェア(相乗り)が注目されている。一般ドライバーが自家用車で高齢者を運ぶ有料サービスで、「交通空白地」に限って解禁。昨年5月に京都府京丹後市で導入され。同8月には北海道中頓別町で実証実験が始まった。政府の規制改革推進会議が全面解禁に向けた検討を始めたが、競合するタクシー業界などが反発している。