学校法人「森友学園」の国有地取得問題に関し、共産党の小池晃参院議員は1日の参院予算委員会で、籠池(かごいけ)泰典理事長と財務省側の交渉に、自民党国会議員の事務所が「橋渡し」として関与した経緯をつづった「爆弾メモ」の存在を明かした。

 財務省側との接触を通じて、売却額や年間の賃料などが、籠池氏の要望に沿った展開になっていると指摘した。

 財務省や安倍晋三首相は、メモの信ぴょう性を示すよう求めたが、メモ内容が事実なら、政治家の関与を否定している首相の答弁が揺らぐ可能性もある。

 一方、自民党の鴻池祥肇参院議員は1日、都内で取材に対し、森友学園の籠池理事長と2014年に短時間面会したことを認めた。 その上で、土地評価額を巡る財務省への働き掛けはしていないと否定した。