週刊誌に「重婚写真」「ストーカー登録」などの女性問題を報じられた自民党の中川俊直衆院議員(46)は21日、執行部あてに離党届を提出した。

 中川氏はこの日、事務局に欠席届を提出。複数の採決が行われた衆院本会議にも、姿をみせなかった。

 中川氏は18日、女性問題が報じられるのに先手を打って、経済産業政務官を辞任。フェイスブックで2回、謝罪や一部報道内容の否定を行った以外、会見など公の場での説明はしていない。

 自民党執行部は中川氏に関する報道内容が、安倍政権に与えるダメージを懸念。この日までに、中川氏サイドに対し、自発的な離党を促していた。

 一方、自民党内には、議員辞職も避けられないとの見方もある。野党側は、引き続き、中川氏に議員辞職を求める方針だ。