日本将棋連盟と動画サービス「ニコニコ生放送」を運営するドワンゴは20日、兵庫県姫路市内で「叡王戦」(ドワンゴ主催)をタイトル戦に昇格させることを発表した。将棋界に新たなタイトルが発足するのは34年ぶり。将棋界7大タイトル(名人・竜王・棋聖・王位・王座・棋王・王将)が8大タイトルとなる。

 新タイトルの第3期叡王戦は6月から段位別予選が始まり、11月からは16人が本戦トーナメントを戦う。来年3月から勝ち上がった2人が決勝7番勝負を行う。第2期叡王戦の優勝者佐藤天彦叡王はシードされ、本戦から出場する。

 この日、姫路城で開催された第2期電王戦最終第2局の終局後に発表された。会見に出席した日本将棋連盟の佐藤康光会長は「いままで以上に注目していただける舞台をということでタイトル戦に昇格させていただきました」と語った。

 ドワンゴの川上量生会長は「34年ぶりのタイトル戦ということで光栄に思っています」と話した。