美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(72)が、民進党の大西健介議員(46)の発言で同クリニックの名誉を傷つけられたことに対する怒りをぶちまけた。

 高須氏は19日、大西議員と民進党、蓮舫代表らに総額1000万円の損害賠償などを求める訴えを東京地裁に起こした。訴状などによると、大西議員は17日の衆院厚生労働委員会の質問で、美容外科の広告規制に触れて「皆さん、よくご存じのように『イエス、○○(まるまる)』とクリニック名を連呼するだけのCMなど、非常に陳腐なものが多い」と発言。これに対し、訴状は「『イエス』といえば『高須クリニック』であり、規制にのっとってクリニック名と連絡先だけを広告しているのに、陳腐だと中傷された」としている。

 高須氏は22日放送のフジテレビ系「バイキング」にVTR出演。大西議員の発言に対し「『イエス高須クリニック』と言ったらみんな僕のことを思い浮かべてくれるように40年かけてせっかく築き上げてきたイメージですから、それを陳腐だとか悪徳美容外科の仲間に入れられたらすごく怒りを覚えます」とした。

 また、「国の指導通りに作っていて陳腐といわれたらこちらが傷つきます。悪徳美容外科の代表だと思われるのはすっごく不本意なんで、『違うよ』と明確にいうのは筋」と訴えを起こした理由を語り、「最高裁までやります」と一歩も引かない構えを見せた。