任期満了に伴う東京都議選(定数127)が23日、告示され、自民党公認の高木啓候補が、地元の北区・JR王子駅前で第一声を上げた。

 マイクを握ると、「(昨年)8月に小池(百合子)知事が就任してから、大切な問題が先送りされている」と、地域政党「都民ファーストの会」代表を務める小池知事を鋭く批判。特に築地市場の豊洲への移転問題について、築地も豊洲も活用するという基本方針を「築地を売却せず、50年をかけてペイするなんて、50年後になんて責任が持てるのか。絵に描いた餅。夢物語だ」と切り捨てた。

 自民党の二階俊博幹事長が激励に駆けつけ、高木候補を激励した。「東京都はたくさんの問題を抱えている」として「大東京を引っ張っていくのは都議会自民党の高木幹事長。党本部を代表して応援をお願いしたい」と声を張り上げた。

 7月2日に投開票される。