東京都議選は23日、告示された。「都民ファーストの会」代表の小池百合子都知事(64)は「しがらみだらけの古い議会に終止符を」と訴えた。小池氏支持勢力が、全127議席の過半数(64議席)を超えれば、国政にも影響を及ぼす可能性がある。7月2日投開票。

 「都民-」の遊説に、民進党、日本維新の会をそれぞれ除名された長島昭久衆院議員、渡辺喜美参院議員が参加した。小池氏は「現時点で考えていない」とするが、「都民-」の国政進出に備えた動きとの見方もある。一方、小池氏は都庁の会見で、加計問題や豊田真由子議員の言動問題が都議選の争点になるとの認識を示した。「議員の振る舞いは(都政と国政で)共通する。有権者が判断の1つにすることはあると思う」。都連幹部の萩生田光一官房副長官を念頭に、「加計問題で出てくるのは都連にかかわる人ばかりだ」。