自民党の小泉進次郎農林部会長は28日、東京都議選(7月2日投開票)の応援で、東京・銀座で街頭演説し、「この選挙を戦う自民党候補には、本当にきつい選挙だと思う。自民党への今の逆風は、否定しようがない。間違いない逆風だと思う」と述べ、強い危機感を示した。

 その上で「何で逆風かというと、間違いなく自民党がまいた種だ」と指摘した。「私たちは、(09年衆院選で敗れ、12年の)5年前は野党だった。いつでも自民党は、野党になりえるという気持ちを忘れてはならない」と、主張した。

 加計問題や豊田真由子衆院議員のパワハラ問題などで、都議選において逆風にさらされている党側が、知名度が高く人気の進次郎氏の弁士投入を急きょ決定。そんな中で、実現した進次郎氏は党の立場を、自戒を込めて訴えた。