ドルトムントとの親善試合について「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」などとツイッターで批判したことで殺害予告などが事務所に届くなど炎上中の上西小百合衆院議員(34)が19日、都内で会見した。この日午前、警視庁麹町署に被害の相談に行き、今後の対応について協議したという。

 上西氏は「午前10時に被害相談を出させてもらいました。今後は、罪名を威力業務妨害にするか、脅迫にするか相談しながら進めていこうと思っています」と報告。関係者によると、上西氏の事務所には浦和レッズのサポーターと思われる送り主から、「お前、殺す」「てめぇ、さらっちまうぞ」などメールやFAXなどが数十件、届いているという。

 今回の騒動については、ドルトムントの20年来のファンということを明かし「私が観客として試合の感想をツイートしました。それに対して、過激な反応があったので抗議をしました。それは、全てのサポーターに対して宛てているわけでなく、一部の誹謗(ひぼう)中傷する人に送ったもの」とした上で、「過激な誹謗(ひぼう)中傷、脅迫めいたことが、スポーツの世界で起こるのは許し難い。結果的に、警察が関与するような状況を生み出してしまったのなら、今後はあまりスポーツに関しては踏み込まないようにしようと思っております」と述べた。

 また、この日、浦和側に連絡を取ったことも明かした。球団にメールを送ったといい、「希望としては、警察が関与することになってしまった以上、レッズを応援している方と直接対話をしたい。意見を聞きたいし、私の意見も言いたい」とコメントした。時期は未定としたが、今後、何かしらの形でサポーターと対話をしていきたいという意思を示した。