東京都の小池百合子知事が24日、都内で、「東京テレワーク推進センター」の開所式に出席した。自宅で仕事ができることを推奨する都の働き方改革の目玉とするための施設。

 小池知事は「私は時間や場所にとらわれないテレワークを働き方改革の起爆剤にしたい。多様なワークスタイルが広がることで育児や介護をしながらテレワークで働き続けることができる。企業においても人材の確保、活用に選択の幅が広がる」と語った。この日は都庁でも1000人規模の職員がテレワークに取り組んでいるという。

 また、小池知事は3年後の東京五輪を見据え「テレワークを2020年の東京大会までに定着させたい。交通の緩和にもいかしていきたい」と語った。最後は「テレワークをこのセンターで体感していただき、新しい働き方、生産性の向上、個人が自分の時間を大切にすることなどが普通になればいい。中小の企業でも人手不足が解消できたりするかも。そういう意味で普及につなげていければと思う」と語った。