【英ロンドン=鈴木雅子通信員】英王室の次男ヘンリー王子(32)が、交際中の米女優メーガン・マークル(36)と婚約したと、14日付の英サン紙などが報じた。休暇中の2人はアフリカ南部のボツワナ共和国のキャンプ場を訪れ、王子が夜間の星空の下でプロポーズしたという。英王室の一部では祝福の声があるが、エリザベス女王(91)やチャールズ皇太子(68)が、アフリカ系で離婚歴があるメーガンとの結婚を認めるかが注目される。

 さまざまな話題を振りまいてきたヘンリー王子が、ついに年貢を納めた。プロポーズの場所に選んだのは、ボツワナ共和国。兄ウィリアム王子(35)がキャサリン妃にプロポーズしたのもアフリカだった。母親の故ダイアナ妃の遺志を継ぐ兄弟が、積極的にチャリティー活動等を行う思い入れの強い大陸だ。ヘンリー王子とメーガンが訪れたキャンプ場は、豪華サファリパーク内にあるという。

 今回渡した婚約指輪は、ダイアナ妃のティアラの宝石で作ったといわれており、値段は10万ポンド(約1470万円)以上とされる。しかし2人は、まだ王室に対して結婚の報告をしておらず、許可も得ていない。そのため現段階で、メーガンはこの指輪を着けていないという。それでも2人は、現地で「結婚した」という意味を持つ模様の腕輪をおそろいで着けるなど、ラブラブの様子だ。